yatata-dankeiのブログ

niconicoから放り出されたオジサンの迷走

信長の野望烈風伝 ルックカルテの唄

 29分10秒に入る曲。いくつもある支城を攻めるルーチンワークのお供によく聞くBGM。あー,めんどくさい。早く門壊せや,渋滞しとるし、と気だるいプレーを思い出す音楽。しかし,このコメを見た瞬間,脳天直撃だった。もう,この歌詞以外に聞こえない。本当にこういう発想出来る人を羨ましく思う。なんだろうね, 音というかメロディーラインを言語化する能力というのか。

 カラスの鳴き声をカァ-,と言ったり,鶏の声をコケコッコーと言うか,クックドゥードゥルドゥーと聞くか。洋の東西で違ったりして、ここら辺の耳のセンスというか,言語の違いかわからんが,擬音の表現も連想されて趣深かった。

 最初に将星録をやりだしてから,革新が出るまでは烈風伝が最もプレー時間が長いノプヤボだった。箱庭方式は自分に合っていて,あちこちに支城を建て,名前を覚えていったりしていた。羽衣石城とか虚空蔵山城とかはここら辺で目にした。ゲーム性そのものはコンピューターの思考がおとなし過ぎてプレイヤーの作業ゲーの面が強いのだが。城ごとの資金と兵糧の生産力が比較出来るので,その数字を如何に上げるかで区画をいじりまわしたり,支城の区域を確認して工夫することに悦びを感じる質の僕は,この戦国絵巻の世界に浸って飽くことを知らなかった。細かいことだが、ショートシナリオをクリアし続けるのも面白いが、剣豪集めイベントは、出奔を招くので避けたりしていた。

 コーエー歴史シミュレーションのアテとしては大河ドラマが鉄板。戦国三英傑から地方の雄毛利氏,伊達氏,武田氏,上杉氏等枚挙にいとまないお歴々が毎年のように出て来なさる。古くは滝田栄徳川家康、新しいほうでは真田丸あたりか。信長のイメージは役所広司さん。家康は徳川内府としては中村梅之助さんが好み。
僕の一番のアテは黒沢明の「影武者」で,信玄死後の長篠の戦いのシナリオをよくやる。革新では、武田四名臣が死なないうちに徳川を滅ぼし,せめて清洲までは織田を攻めていないと苦しくなる。しかし,真田昌幸の後塵を拝す四名臣の姿にナンカチガウ,と当惑する場合も多々ある。

 革新以後のシリーズは残念ながら手を出し切れていない。子供が出来ると決定的に時間が無くなってしまうので,新作のプレー感を一から覚えるのがつらい。そうなると,ゲーム性の高い,何度でも遊べる革新でイイジャンと暇を見つけてはチョコチョコやったりする。